G1 名馬の馬主は儲かる?

馬主

G1を何勝もする名馬の馬主になったら、かなり儲かるのでは?と思われるでしょう。ちなみに日本で一番賞金を稼いだ馬の獲得賞金額は、約18億3千万円です。またG1を何勝もした名馬は、種牡馬になります。

種牡馬になる際は、ほぼシンジゲートが組まれます。だいたい1株数千円で60株と言うのが一般的で、高ければ総額で50億円にも達するのです。馬主は5株ほど持つのが一般的で、種付けの権利を売ることもできるのです。シンジゲートを組めばまるまる儲かるわけではありませんが、リスク回避のためにシンジゲートを組むのが基本です。なぜなら株の購入者は損をしないために自己の所有する最高の牝馬に種付けし、より走る馬を生産を目指します。その子が走れば種付け料が跳ね上がり、資産価値が上がるというわけです。

このようにG1を何勝もした名馬を1頭でも所有すれば大儲けできるのも事実ですが、実はそうでもありません。なぜなら超良血サラブレッドをセリで購入すると3億円ほどかかります。これが1勝もしないことがよくあるのです。実際馬主の世界は栄枯盛衰が顕著で、長い間続けられる人はごくわずかしかいません。いかに早く名馬を所有できるかに、かかっているのです。