名馬 グランプリと言われるG1

グランプリ

中央競馬には、数多くの重賞レースがあり、その中でもG1レースは、それぞれの実力馬しか出走できない条件のレースが多くあります。その中でも1年の締めくくりに行われるG1競争が唯一グランプリと呼ばれる特別なG1競争になっています。

このグランプリは、有馬記念の事を言うのですが、出走に関しての条件が他のレースとは異なり、ファンによる人気投票が行われて上位10位までに入った競走馬に出走権利が与えられて、その後は中央競馬や地方競馬に所属をしている中で、獲得賞金の多い競走馬に優先出走権が与えられます。

関西で夏に行われる宝塚記念も夏のグランプリレースとも言われていますが、正式には有馬記念だけになっていて、実力だけでなく人気も兼ね備えた真の名馬にしか出走条件がないともいえる騎手にとってもあこがれのレースでもあります。一方で人気投票ならではの現象もおきていて、過去に出走した馬の中にはG1で一度も勝ったことのない馬でも人気投票で出走をする事も多々ありますし、いくら人気投票で上位に選ばれても、中山競馬場の2500mという距離で争うレースになっているので、人気と実力を兼ね備えた名馬と呼ばれる馬でも、距離適性の問題で回避をする事も少なくありません。

しかしながら、名馬と呼ばれた馬の引退レースとしても選択される事が多く競馬ファンにとってもお祭りレースといわれるほど人気のあるレースです。